「問題解決力を鍛えるトレーニングブック」まとめ

 

1.問題について

 

・問題とは求められる状態と現実とのギャップ
・問題の姿をよりクリアにするための3つの質問

 ①誰の問題か?
 ②求められている状態とは?
 ③何に対してどんな差が生じているのか?

・問題には「回復問題」と「向上問題」がある

 

2.ツール

 

①問題を多く集める・・・SWOT分析
 Strength(強み) Opportunity(機会)
 Weakness(弱み) Threat(脅威)

②ゴールを設定する・・・問題解決行動一覧表

ゴールの3つのパターン
Ⅰ.差が開いた状態を元に戻す
Ⅱ.差を元に戻し、一気に高いレベルを目指す
Ⅲ.打った対策案がさらに悪化をもたらした場合に、とりあえず直前の状態に戻す

 

ゴールが決まれば、問題解決行動一覧表を作成する。
・緊急的行動
・暫定的行動
・調査分析行動
・恒久的行動

 

③問題確定・・・問題ステートメント

問題ステートメントには次の2つが明記されている必要がある
Ⅰ.問題の対象
Ⅱ.どのような問題なのか

 

従って、スタイルとしては以下のような文章となる。
「~に~問題が起こっている」
例1)A事業所のB商品に計画予定販売数未達問題が起こっている

 

④情報収集・・・6W2H、IS NOT

Ⅰ.6W2H
 What(何を)
 Whrere(どこで)
 When(いつ)
 Who(誰が、誰に)
 Why(なぜ)
 Which(どちらを、どれを)
 How(どのように)
 How many(いくつ「何回」)
 How much(いくらで「予算」)
Ⅱ.IS NOT

 

⑤真の原因・・・ABC分析

Ⅰ.先行条件(A=Antecedent)

Ⅱ.行動(B=Behavior)

Ⅲ.結果(C=Consequence)

 

ある人の行動「B」が発生するのは、その行動を促す先行条件「A」があるから。
そしてその行動が、結果「C」を生むのである。

 

⑥解決案の選択

解決案は複数準備し選択する。いい問題解決の条件は以下の2つ。
Ⅰ.最も効果的であること
Ⅱ.現実性があること

 

⑦アフターフォロー

解決策が新たな問題を起こさないかを考える

 

ポジティブ思考

・明るくあきらめない姿勢が問題を解決する
・事実から逃げず、ゴールを忘れず